和み・・・和菓子


この頃お抹茶飲んでないし、即席お抹茶タイム♪をしょう!と思い立った。じゃぁ〜和菓子を選ぼうと銘店街に立ち寄るとチョコレート売り場は大盛況。バレンタイのチョコを買う人で溢れてる。今年は義理もマイチョコもお礼チョコも止めましょ。ってことで・・・素通り。和菓子売り場は空いていて選びやすかった。私の前に30代前半と見受けられる男性が和菓子を選んでいてその店員さんとのやり取りが面白かった。「これってどんな味ですか?」「ギュウヒなんやそれ?」「かわいらしいですね・・鶯ですか!」と思いつくまま言葉にする姿はなんとも清清しいさがある。知らんけど買っちゃえというより、ひとつづ聞いて納得している感じ。彼のお陰で逆にゆっくり眺めることもできたし・・マメ知識も得られた。ショーケースには空間を効果的に利用して和菓子の美しさが表されているとも感じた。花や植物をモチーフにしたものが意外と多い。紅椿、水仙、蕨・・などが季節の和菓子というのでしょ。職人がひとつづつ丁寧に作るのでしょうね。このわずか直径4cm弱程の中に小さな花びらや葉の動き、表情までを無駄なくわずかな凹凸や線で表す。丁寧な細工を見つめていると和菓子に対する認識が変わった気がするんです。菓子は菓子。されど見つめると引き込まれてゆく奥深い世界が存在する。花の奥深さ、それと同じなのかもしれない。